The Red Strings Club 攻略日記1 はじまり
渋いサイバーパンクの世界を味わいながら、
ミニゲームを挟みつつストーリーを進行させていくアドベンチャー。
グラフィックはSFC版アウターワールドに近く、ドットがぬるぬると動く。
海外ゲームだとよくある表現なのだが、不思議と国内ゲームでは見かけない。
オープニングは、ブランダイスの飛び降りからはじまり、非常に暗い雰囲気。
時間が巻き戻って生前からストーリーははじまるのだが、
台詞の全てから死臭が漂っており、最初の描写がなくても死にそうである。
ちなみに、このゲームは世界観を重視しているため、
固有名詞と、小難しい言い回しを使ってくるのでじっくり読む必要があった。
適当に聞き流すと重要な情報を見落とす可能性がある。
バーでは、客の魂の傾向にぴったり合わせるように酒を作る。
魂とかいうと胡散臭いが、要は客の気分を変更させる酒を提供するだけ。
酒 茶が上移動、黄が右移動、緑が左移動、白が下移動。
氷 氷を入れて輪の大きさを変更する。
この状態だと、輪が少々ずれているので酒を減らせばぴったりと合わせられる。
ぴったり合うと青く光りはじめ、酒の提供ができる。
シビアなようにみえるが、判定はかなり甘い。
怪しげなアンドロイド・アカラの登場で空気が一変。
死臭漂うブランダイスがアカラのメモリーにダイブして過去を探る。
攻殻機動隊の電脳に侵入するようなものだろうか、少しワクワクする。
アカラは人間を幸せにするためのアンドロイドで、
インプラントを使って人々の悩みを解決してくれている。
人間に埋め込むためのインプラントを作成。
マウスクリック連打でピンクの物体を回転させる。
道具の形状を選んで削っていき、すべて色が変われば完成。
クライアントの悩みを解決するためのインプラントを埋め込む。
人気がほしい人にはカリスマ性を、説得力がほしい人には説得力を。
埋め込んだあとに問題が出てくるが、さらにインプラントを埋め込んで解決する。
ここまでしてしまうとロボットのようで不気味だが、惹かれるものがある。
適度な効果ならばストレスなしの人生が楽しめそうだ。
しかし、そんなうまいだけの話はなく、ハッキングによってインプラントが改変。
現在インプラントは人口の59%に入っており、その普及率は驚異的だが、
やはり企業側にも陰謀があるので、どっちもどっちという流れだった。
テロリストは無事に排除されたが、関わりを持ったアカラも排除されそうになる。